大学生の苦悩 2020 8 23

 コロナ禍でも、
小学校も中学校も高校も、授業が平常に戻ったのに、
そして、会社も平常に戻ったのに、
なぜか、都心の大学は、4月から閉鎖されたままになっている。
「どうしてなのか」と悩む大学生が増えています。
 これについては、こう推定しています。
都心の私立大学は、経営改善のために、
多数の学生を入学させて、
狭いキャンパスに学生を詰め込めるだけ詰め込んだので、
高校と違って、過密になりやすい状態にありますので、
再開が難しいのではないかということです。
 また、大学生は、たとえ感染しても、
多くの人が無症状や軽症で終わるのに対して、
教授は高齢者が多いので重症化する可能性があります。
 一方、高校の先生は、若い人が多く、
高校で高齢者と言えば、校長ぐらいですので、
すぐに授業の再開が可能だったのです。
 「それでは、大学の再開の見通しはないのか」と思うでしょうが、
教授陣も危機感を感じていて、再開したいと思っているでしょう。
 このまま、オンライン授業が続けば、
教授陣の「リストラの嵐」は避けられないものとなります。
 オンライン授業となると、
結局、「しゃべり方」が上手な人だけ残ります。
 これは、テレビを見ていればわかるでしょう。
毎年毎年、多数のタレントやアナウンサーがデビューしますが、
結局、生き残るのは、ごくわずかです。
 ましてや、ユーチューバーは、毎年、数万人もデビューしますが、
結局、生き残るのは、ごくわずかです。
 ユーチューブは、オンライン授業の典型です。
ユーチューブは娯楽だけではなく、
いろいろなことを教えてくれる教師型のものがあるのです。
 もしかすると、将来、「ユーチューブ大学」が出現するかもしれません。
つまり、24時間365日の無料大学の出現です。
 大学の先生たちは、さすがに自分たちの危機に気づいていますので、
たとえ感染のリスクがあっても、再開に向けて頑張るはずです。
 ですから、「退学したい」と思い詰めるのはやめましょう。
長い人生、晴れる時もあれば雨の時もあるのです。
 確かに、4月から閉鎖されたままでは、
友達も一人もできない状態かと思います。
 これは、確かに、つらいことです。
私は、大学生の頃、何度も友達に助けられました。
 授業の悩みも、人間関係の悩みも、将来の悩みも、
友達に相談することで、半分は解決したようなものだと思ったことが、
何度も何度もありました。
 友達ができない、そもそも知り合う機会がないという問題は、
大学再開よりも、先に解決する問題だと思います。
これは、大学だけでなく、文科省、地方自治体も考えるべきでしょう。
































































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